さすがに、今日は様々な情報が飛び交っていますね。成田線の運転状況、列車の遅れ、振り替え乗車案内...列車停止ボタン(ホームから荷物を)...そのなか、あっ回送列車の人身事故が...東海道線ストップなど。多少の隠語がありますが...。大体のパターンは、「東鉄指令から、[伝達対象(列車番号など)]、[内容(伝えない内容)]、伝達対象からの復唱」といった流れで通信が進んでいきます。一方的な一斉放送や運行状況や(ピンポンパンポン゛始まる)旅客案内の専門チャンネルもあります。
私の京浜東北線は、まだ数分程度の遅れだそうですが、今日は早めに出勤することにしますこんな日に限って遅番とは...。帰りは電車が動いているだろうか。
※東鉄指令...東京鉄道管理局の司令室らしい...。
[以下から書くことは、無線に関する知識です。マニアというかヲタクというか...まあ、小学生からアマチュア無線の免許を取得して、無線交信をしていれば自然とそうなります。]興味がある人は見てください。
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JRの鉄道無線は、新幹線列車・列車無線(A・B)・乗務員無線(C)などという色々なタイプがありますが、今日は列車無線をご紹介します。
指令側と列車側と2つの周波数を使っています。2波を使うことによって、同時相互通信が可能となっています。聞いてみるとわかるのですが、東京近郊の空電(信号が流れていない空の電波=無変調)が常に流れています。指令の無線電波が中継されているのです。駅には、列車の線路方向に向いている八木アンテナを見ることが出来ます。ある信号(ポーッなど)をはじめに流すことで、電波に音声を乗せ、通信終了後にまた信号(ピーッ)を流すことによって、通信を閉じます。また、無線の切り替えが必要なときは、その旨を知らせる案内板が設置されています。
さて、首都近郊では、ほとんどがA・Bタイプといわれるものを使っています。
(1)A・Bタイプ...指令と列車の乗務員間での通話用で、導入区間が限られている。
通話方式は、Aタイプは「復信」。電話のように同時通話が可能。
Bタイプは「半復信」。通常の無線機のように、交互に通話
(2)Cタイプ...導入区間が定められていない。
通信方式は、運転士と車掌,指令と乗務員間の通話で使用。「上り」「下り」「入換」の3チャンネルが用意されている。
※無線通信を傍受する際には、次のような法律があります。
電波法 第109条
無線局の取扱中に係る無線通信の秘密を漏らし、又は窃用した者は、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。2 無線通信の業務に従事する者がその業務に関し知り得た前項の秘密を漏らし、又は窃用したときは、2年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。
聞くことは自由ですが、その情報を漏らす事は法律で禁止されています。コードレス電話などデジタル化していない電波を使うものは、たいてい受信できます。しかし、倫理上問題がありますよね。電波とは仲良く付き合って生きたいものです。
①盗聴...他人の会話などをぬすみぎきすること。
②傍受...無線通信を、交信の相手でない者が受信すること。